搭乗者: ヨウ・イルス/イン・イルス 
形式番号: (ハンドメイドカスタムのため型番なし)
全高: 18.01m
重量: 56.2t

武装: ・太刀『一の睦月』『二の如月』
・直剣『三の弥生』『四の卯月』
・投射剣『五の皐月』『六の水無月』『七の文月』『八の葉月』
・対構造物剣『九の長月』『十の神無月』
・超高エネルギー抜刀剣『十一の霜月』『十二の師走』

・超長距離用狙撃銃
専用の弾道演算OSが組み込まれた液体炸薬を用いる特大口径の実弾狙撃銃。
旧式だが、リャンのカスタムによってマズルフラッシュや銃声を可能な限り抑えたため夜間襲撃には非常に適した武装となっている。

機体説明: 黒と暗い青に染められたヨウの愛機。
地球軍の量産期であるダガーの骨格をベースにしているが、度重なるカスタムでその面影は一切なくなっている。
どちらかと言うと量産型というよりは、ワンオフ機の色が強く出ている。

最も特徴的なカスタムの一つである、背部下段に搭載されたテールスタビライザーには、緊急ブースターや多目的のサブアームが内蔵されている。
頭部は、高精度の暗視カメラ内蔵のバイザーアイながら、リャンが機体をモニターするための情報を飛ばす大型のアンテナが異質な色を放っている。

最も得意とするのは複数の剣を用いて至近距離で戦う戦術だが、固定武装や盾を持たない身軽さが、逆に使用する手持ち武装の変更よって、どんな戦術にも対応できる柔軟性を与えたとも言える。



機体ギミック: ≪12の刀剣≫
一から十までの刃には、黒塗りの高硬度特殊合金が用いられ、非常に鋭い切れ味と耐久性を両立させている。
ちなみに、奇数月の刀は左腰に、偶数月の刀は右腰にそれぞれ六振りずつ装備されている。

長物の刀剣は、長月・神無月(+投射剣)の鞘に備わっている可動式ラッチに専用の鞘と共にマウントされている。
このマウントラッチはレール内上下の稼動し、さらには基部を中心としたバネのようにある程度フレキシブルに動く為、抜刀術の運用をよりスムースに行う事が出来る。

ちなみに、鍔部分の『●(1)』、『◆(5)』、『◎(10)』のマーキングの組み合わせで1〜12が表されているらしい。



・太刀『一の睦月』『二の如月』

 緩やかな反りを持つ、引いて斬る原理の片刃のオーソドックスなサムライブレード。
ヨウが最も好んで使う兵装でもある。



・直剣『三の弥生』『四の卯月』

 真っ直ぐに伸びた長い刀身の打突用の諸刃剣。 



・投射剣『五の皐月』『六の水無月』『七の文月』『八の葉月』

 投擲するための剣。 鍔元に感熱センサー、柄尻に数回分の加速用のジェット噴射口が搭載されたギミックウェポン。

文月と皐月は、葉月・水無月より若干刀身が短い。



取り出す際は、長月・神無月の鞘が回転する。



・対構造物剣『九の長月』『十の神無月』

 大型の刀身と鋸状の刃が特徴の分厚い外壁などを破壊するための剣。



・超高エネルギー抜刀剣『十一の霜月』『十二の師走』

 鞘全体で蓄積したエネルギーを鞘走りの瞬間、柄に乗せ敵を斬り裂く、ヴァージュの切り札的装備。
しかし、エネルギー暴走の危険性も持ち合わせる上、輝く刃が機体の位置を知らせてしまうため、使用リスクが非常に高い欠点を持つ。 

また、抜き放ってしまうと柄のみの無刃刀となる為、抜刀術専用の刀剣である。



≪テールスタビライザー≫

両足の長さとほぼ同等なリーチを持つ。



≪素体≫

全武装をパージすると、非常に身軽なシルエットとなる。