≪ESP処置について≫

・ ESPとは「Extra Swift Program」の略称。
  常識では考えられない加速性能を機体には与え、それを操るだけの技能を乗り手には与える。
  この処置は細胞レベルで施されており、週に一度、「診断」と呼ばれる処置を施されないと処置を施された人間には以下の症状が出る。
 
無処置より3日目:禁断症状。主に幻聴、幻視など。
無処置より5日目:肉体崩壊。

ESP処置を施されたとしても、完全に「機能する」人間は3000人に一人と言われており、その人間を研究所の人間は「成功体」と呼んでいる。
ESP無処置における禁断症状は症状の出た人間の精神力がものを言うが、肉体崩壊のレベルにまで達してしまうと廃棄されるほかに道が無い。
肉体崩壊は細胞レベルにまで施されたESP処置の最大にして最悪の副作用。
肉体を形成している細胞が弱体化し、人としての形を形成出来ない状態を指す。
こうなった人間の体は非常に脆弱で、少しの振動で四肢が体より離れるということも少なくは無い。