搭乗者: ティエン・ライ  
形式番号: GDO-Xa
全高: 14.9m
本体重量: 45.3t

武装: ・攻盾システム”アスラ”
 ├アンチビームコーティングシールド
 ├ビームライフル
 └ビームチェインソード”シィサンジン” 
・”イグニス”11.5ミリ自動近接防御火器×8(頭部4、足甲部4)
・胸部ビームバルカン”ファブスペーナ”
・ハンドマイン×2(腰部)
・小型ビーム榴散弾ミサイル×2(肩部)
・ラミネート装甲

・試作型相転移ラミネート装甲”ラジエートシフト装甲”


機体説明: ≪ラジエートシフト装甲(RS装甲)  [Radiate Shift Armor]≫

実弾を無効化するPS装甲に対し、RS装甲は現在MSの主武装となりつつなるビーム攻撃を無効化するために試作されたシステムである。

ラミネート装甲面に展開する事でその放熱性能を飛躍的に向上させ、被弾したビーム熱量のほぼ全てを放熱還元させる事を可能にした。

いわばラミネート装甲を二重の電力展開により最大限に強化したものといえるだろう。
理論上は戦艦クラスの大きな装甲面や巨大な放熱板、冷却装置を必要とせず展開できるため、小型なアウローラでも充分に機能する事が確認されている。

また、装甲面が光を放って見えるのは、装甲表面が常に強力な放熱状態にあるためである。


しかし、対ビーム装甲としては無類の性能を誇るが、万能な装甲とは言いがたい。
『PSとは反対に実弾には何の効果もない事』、『常に全開放熱状態にあるRS展開維持には莫大なエネルギーが必要であり、展開時間は10分程度が限界である事』等のデメリットも存在する為だ。

また、今だ開発途中であるために、放熱展開維持の負担から内部に過剰なオーバーヒートを引き起こす事が確認されている。
そのため、短時間でも受けたビーム総量如何によっては、機体内部、特にコクピット内部の温度冷却が追いつかないほどに激しく上昇する事もあり、場合によってはパイロットの生命に危険を及ぼしかねない欠陥品である。

その為、運用には慎重を期す必要性があり、当機担当主任であったシンシア・L・オルビスはそのシステムをコード入力式としてスペック上隠蔽し、テストパイロットチームと合流した後に安全を帰した環境下での性能試験を行う事を決めていたようだ。


●戻る●